照明で寝室をおしゃれに演出する方法
新築必見!照明で寝室をおしゃれに演出する方法
住宅の中でも特に寝室はデザインや意匠性にこだわりおしゃれにしたいと
思われる方は多いと思われます
他の部屋に比べ機能性よりも意匠性を重視し
おしゃれでこだわった環境を作りたいものです
寝室は安らぎの場であり落ち着ける場所でもあります
照明が人に与える心理的影響や生活スタイルに合わせ
照明器具を使った寝室での演出方法のご提案をしてみたいと思います
寝室では睡眠をとるのがメインとなりますので落ち着ける空間づくりが重要です
しかし狭い日本、寝室を寝るためだけに利用するのはもったいない気がします
寝室を様々な用途で使えるように照明器具を用途に合わせ配置し1部屋で何役にもなる寝室の照明演出をご提案いたします
照明の色と心理効果
住宅で多く使われる照明器具のライトの色には2種類あります
それは電球色と昼白色です
電球色
電球色は温かみのある黄色い光を放ちます
落ち着きや安心など心理的影響を人に与えてくれます
昼白色
昼白色の電球は太陽光線の光に近く
集中力の向上や抗うつ効果があります
人の生命活動を活性化しごく自然な本来の部屋の色を作り出します
2種類の色を出す照明器具
調光調色照明器具
調光機能の付いた照明器具はご存知の方も多いと思われます
これは照明器具の明暗を調整し明るさを好みで変えることができます
明るさを調整できると同時に調光調色照明器具は
照明器具から放たれる光の色を黄色から白色へと、段階的に調整することができます
調光調色照明器具を使うことにより
寝室はくつろげる部屋と、集中できる部屋の二つの用途に使い分けることができます
調光調色照明器具を取り付けるには、調光調色スイッチをつける必要があります
照明器具単体を制御できるスイッチもありますが、寝室全体を演出させるには
シーンライトコントローラースイッチを取り付けると全体的な演出が可能となります
シーンライトコントローラースイッチ
部屋全体をシーンごとに切り替えて、演出する事のできるスイッチです
従来の調光スイッチなどでは、つまみの部分を操作して
お好みの照明器具の明暗を調整していました
新築時など最初のうちは調光器を使い演出することなどもありますが
5年10年と生活していくうちに調光器を使うことなく忘れ去られやすい存在です
シーンライトコントローラースイッチは調光器のように
使うたびに調整する必要はありません
照明器具ごとにの明るさや色を最初に設定しておき、記憶させ
そのシーンをボタンひとつで呼び出すことができます
照明器具の配置提案
寝室での照明は主照明を取り付けず、全て間接照明を取り付けます
部屋の天井の真ん中には照明は取り付け無いようにします
壁回りに設置した照明器具の反射光を利用して、部屋全体を照らして明るさを確保し
演出したい時には明暗の調整を暗くすれば、壁周りをぼんやりと照らす事ができます
ベッドの配置を考え頭の向きを考慮し
照明器具の光源が直接目に入らないように配置します
天井にはダウンライトを設置し
壁面には埋め込み型のブラケット照明を取り付け
部屋全体を照明器具による出っ張りのないフラットな状態にします
天井の真ん中に照明器具を配置しない理由と
部屋全体を全てフラットにする理由は下の方でご説明します
Panasonic NQ28732WK リビングライコン
寝室でのコントローラースイッチの設定例
このコントローラーでは5つのシーンが設定できるものを利用した例です
各種照明器具メーカーで製造されているコントローラーは
記憶できるシーンの量は様々です
部屋の広さや設置する照明器具の台数により設定内容は変化します
シーン1 書斎利用
・寝室内にあるベッドをソファー代わりにして
横にあるテーブルでパソコンの操作や書物作業
配置した照明器具を全て昼白色で明暗は100%で設定します
白い壁紙の反射光を利用し、部屋全体昼白色で照らします
自宅での仕事や調べ物など、集中力が必要とされる場面です
光源が足りない場合はアンティーク調などのおしゃれなテーブルランプで補います
シーン2 くつろぎの空間で読書
・ ベッドに横たわりながら読書をしたりスマートフォンで調べ物をする時
目線に近い側の照明器具を昼白色で明暗は100%に設定し
それ以外の照明器具を電球色、明暗30%で壁を照らします
シーン3 テレビ鑑賞
・ ベッドに横たわりながらテレビを鑑賞する
自分側の照明器具の明暗を20% テレビ側の照明器具を30%
電球の色は全て電球色で設定します
シーン4 寝室プラネタリウム、プロジェクター天井照射
・ 寝室の天井を家庭用プラネタリウムで演出
家庭用の安価なプラネタリウムを設置し天井や壁を演出
・プロジェクターの天井への照射
ベッドに横たわった状態で天井に画面を映し出します
真下にベッドがあるためプロジェクターの設置位置は
脇の方になると思います
天井に向かって斜めに照射するため
映し出された映像は台形になってしまいます
台形補正機能が付いたプロジェクターを選びましょう
寝室の部屋の真ん中に照明器具を設置しないのと
全て埋め込み型を選ぶのは、このためです
頭がある側の照明器具 明暗0%
離れた側の照明器具は 明暗30%
光色は電球色
シーン5 就寝
・就寝用の設定
昔からある豆電球のような使い方に設定しておくと便利です
頭がある側の照明器具明暗0%
離れた側の照明器具は明暗10%
光色は電球色
トイレなどで起きた時に足元がぼんやりと照らされる程度のあかりにしておくと
便利です
これらは一例の設定ですがライフスタイルに合わせて設定することができます
多彩な機種と多彩な設置場所
製造するメーカーによってコントローラースイッチの呼び名は様々ですが
機種によっては、おやすみボタン機能付きなどもあり
赤外線リモコンのボタンを押すと30分後に全ての電気が消える、という設定も可能です
寝るまでは少し付いていて欲しいけど
寝てる間は全部消えて欲しい場合などに便利です
その他にも
ホームシアター、シーン用のリビング
調理時とお店のバーカウンターの様な演出に切り替えられるキッチンカウンター
勉強デスクとレストラン風に切り替えられるダイニングテーブル
などのご提案もさせて頂いております
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